あらしの前のマリオネット

保育園を退所して泣いた話

2歳児は「お別れ」をどう感じるのか

まだ2歳半くらいの子供には保育園を退所するということが完全にはわからない。きょうまでに何回か「おともだちや先生とバイバイだよ」とか伝えはしたけど、どこまで理解しているのかという感じで、今日もそう言って送り出した。

ほんでいよいよ最後のお迎えの時に、同じクラスの子がうちの子のところまでやってきてバイバイしてくれているのを見て感極まって早くも泣いた。

この子たちにとって「別れ」を完全に理解するのはやはりむずかしいんだろう。いつものバイバイをしている感じに見えた。でも、まわりの状況から何かを感じ取っているのかもしれない。

その子供同士の「お別れ」を見ていて胸が締め付けられるような本当にせつない感じがして寂しかったし、こんな別れをすることに決断したのは自分が海外に行くからだったので罪悪感もわいた。

そうしてお別れしていると、前の学年の担任の先生とかもみんな集まってきて、みんなでうちの子にさよならしてくれた。それを見てまた涙腺にブワッときてしまった。1歳だったころの、やっと歩き出したころから面倒を見てもらった先生たちがみんなあつまって口々にさよならしてくれた。本当にめちゃめちゃ長い間お世話になった。生まれてからの半分程度を保育園に通ってるわけで。

家帰ってきてから「せんせーバイバイさみしい」と言っていたので、2歳児なりに、どこかで別れを理解しているのかもしれない。それ聞いてまた泣いた。

3年後、また挨拶に来られるかな。

「理解できない」という寂しさ

2001年宇宙の旅で、主人公が木星に着いたら高次元生命体によって死ぬまでなんか優雅な部屋で生活させられて、よくわからないけど死んだらスターチャイルドとして生まれ変わるのもこれに近いのかもしれないという。

我々人類の知能では理解できないのを、高次元生命体が寂しそうに見ていたのかもしれん。