あらしの前のマリオネット

あらしの前のマリオネット - D.E.V.

D.E.V.の仮想思考モジュール

FF14のミーデちゃんに恋している

FF14 アレキサンダー編のネタバレがあるので、注意

 

ミーデちゃん

最初はなんとも思わなかった

ユウギリさんと同じ種族の人だってくらい、でもなんか意味深なこと言ってるし、「彼」とかいっちゃって、誰の事よ って感じだった

クリスタルタワー編でもグラハティアくん?がいたから、この子もそうなのね、そのうち最後になったら彼と一緒に封印されるのね

なんて思っていた

所詮追加パッチのストーリーキャラ、クリア必須でもないコンテンツだから

今後大事な役になることもない、かわいそうだけどすぐお別れする子ねって

 

でも、お話を聞いてみると

彼のために一途に頑張ってきたのとか、でももうその彼とも会えないのね、とか、

挙げ句の果てには 自らの手で彼の活動を停止するところを見るうちに

嫉妬みたいな感情が私の中にあることに気づいたの

そこで初めて ミーデちゃんのこと好きなんだなって わかったのかもしれない

 

それからも、

ミーデちゃんは停止してしまった彼のことばっかり

お別れしてしまったことは 私よりミーデちゃんの方がよくわかってるはず

なのに どうしてそんな一途なの

だったら、せめてもっと大声で泣きなさいよ

どうして淡々と悲しみを口にできるの

もう何しても会えないのに、

なんでそんなに平気なふうに振る舞うの

そんな怒りのような気持ちと 好きという気持ちが

相反しながら、寄り添うような形で共存していたの

 

ねえ

どうしてこっちを見てくれないの

その伏目がちな眼差しで私のことも見て欲しい

ミーデちゃんが彼だけに見せている笑顔のことを思うと心臓がギュッてなる

お願い せめて私を勘違いさせて

ミーデちゃん 私に気があるんじゃないかって そういう気にさせてよ

それで全部うまくいくから 演技でもいい 全て終わったときにちゃんと失恋できるから

 

でも させてもらえなかった

私の心だけが置き去りにされたまま

アレキサンダー編も終盤になっていってしまった

ミーデちゃんが きっといなくなっちゃうんだって予想が はっきりと確信に変わってくるだけだった

どんどん 気持ちが苦しくなっていった

 

きっとこのお話が終わったらいなくなっちゃうんだって

もう会えなくなっちゃうんだって

しかも、ミーデちゃんはずっと彼のことを見てただけ

一度も私の方は向いてくれないまま

ひどい

人を好きにさせておいて

エサもやらずに 私の気持ちを何も知らないままで

彼の元に帰っていくの

そしてそれを皆が祝福して見てる

やだ

これじゃ 最初から最後まで 私ずっと透明人間みたい

でも さみしい ミーデちゃんがいなくなっちゃう

私だけはミーデちゃんにどこへも行ってほしくない

わがままだけど でも

ミーデちゃんとずっと一緒にいたい

でも やっぱりそれも叶わなくて

とにかくミーデちゃんと一緒にいたいっていう気持ちが強くなってきて

特別な関係でなくても

本当に ただアレキサンダーをどうにかするっていう目的のチームのただの一人でもいいから

そのままずっと そこにいてほしかった

近づけなくても 振り向いてもらえなくても

とにかく遠くに行ってほしくなかった

 

でも 結局ミーデちゃん いなくなっちゃったね

 

後から聞いた話

永遠の時を彼と過ごして、生まれ変わって彼と結ばれたんだって

私はもう そんな話を聞いて 頭がぐるぐるしちゃったけど

大丈夫 おめでとう お幸せにね

 

でも やっぱり 私はミーデちゃんみたいに強くないから

決して届くことはないけど

自分だけのために 言っておくね

 

ミーデちゃん 聞こえてる?

めんどくさい光の戦士で ごめんね

私ミーデちゃんのこと好きだったかもしれない